[Vine Linux] 古いカーネルを削除しない
linuxのディストリビューションによっては何世代もカーネルを保存していますが、Vine LinuxはデフォルトではCurrentとPreviousの2世代分しか保存されません。カーネルアップデートされたときにその2つのカーネルで起動できなくなった場合に困るので、古いカーネルを削除しないようにし安定バージョンをいつでも起動できるように設定します。
以後スーパーユーザーで操作します。
古いカーネルを削除しないようにする
/etc/apt/apt.conf をエディターで開き、Remove-Old-Kernels “false”をコメントアウトし有効にします。
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RPM { // Uncomment if you DO NOT want to remove older kernels Remove-Old-Kernels "false"; } |
これで古いカーネルが自動で消されないようになりました。
起動時に古い(安定)カーネルを選べるようにする
次に今使用しているカーネルを起動時にいつでも選べるようにしておきます。
今使用しているカーネルのバージョンをuname -r で確認しておきます。
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uname -r 3.4.69-1vl6 |
今回だと3.4.69-1vl6になります。
/bootに移動して以下のコマンドを打ちます。バージョンは適宜変えて下さい。
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ln -si initrd-3.4.69-1vl6.img initrd.stable.img ln -si vmlinuz-3.4.69-1vl6 vmlinuz.stable |
後は起動時にinitrd.stable.imgを選択できるようにします。
/etc/grub.confをエディターで開きます。
CurrentやPreviousを参考に下記のような内容を一番下に挿入します。マシンによって内容が変わるのでCurrentをコピーして書き換えるのがおすすめです。
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title Vine Linux (Stable kernel) root (hd0,0) kernel /vmlinuz.stable ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 resume=swap:/dev/VolGroup00/LogVol01 vga=0x314 splash=silent quiet initrd /initrd.stable.img |
以上になります。
実際にStable kernelで起動できるかどうかをチェックしておきましょう。
また/etc/grub.conf内のdefault値を書き換えることでデフォルト起動カーネルも変更可能です。(一番上のカーネルから0,1,2…)
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