[V-REP] 変数/文字列を表示する(コンソールの使い方)
シミュレーション中に変数の値や,文字列を表示するためにv-repのコンソールを使います.
コンソールの使い方
コンソールに文字列を表示するだけなら以下のコードを書くだけです。
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if (sim_call_type==sim_childscriptcall_initialization) then handle_console=simAuxiliaryConsoleOpen("console_name",1,1) simAuxiliaryConsolePrint(handle_console,"hello world") end |
2行目でコンソールウィンドのハンドルを変数handle_consoleに格納し、3行目でコンソールに表示する文字列を指定しています。
文字列はLuaなので変数と混ぜたい場合は
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simAuxiliaryConsolePrint(handle_console,"hoge" .. hensu .. "fuga") |
のように文字列と変数名を .. で繋いで使います。
simAuxiliaryConsoleOpen
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simAuxiliaryConsoleOpen(コンソールタイトル,表示行数,モード,位置,大きさ,文字色,背景色) |
コンソールウィンドの作成とコンソールウィンドハンドルを返却する関数です。
「モード」より後ろの引数は省略可能です(ただしCの場合はNULLを入力)。
引数
コンソールタイトル
(文字列)コンソール上部に表示する名前
表示行数
(整数)コンソールで表示する行数の上限
モード
(整数)コンソールの設定
ONにしたいモードのビットを1にしたときの整数。「折り返し」と「ポーズ中のウィンドウ隠し」を有効にしたい場合は00110なので「6」を入力します。
00001: シミュレーション終了時にコンソールを自動的に閉じる。simulation scripts(child scriptもこのくくり)から実行された場合はこの指定がなくてもウィンドウ終了時に閉じる。
00010: 表示文字列がコンソール画面より長い場合、画面端で折り返す。
00100: ユーザがウィンドウの×ボタンを押すことで閉じられるようにする。
01000: ポーズ中はウィンドウを隠す。
10000: シーン切り替え時にコンソールを隠さない。
位置
(整数)ウィンドウの位置
要素2の配列で、{横,縦}で指定する。画面左上が{0,0}
大きさ
(整数)ウィンドウの大きさ
要素2の配列で{横,縦}で指定する。
文字色
(実数)コンソール上での文字色
要素3の配列で{R,G,B}で指定する。値はそれぞれ0から1まで。
背景色
(実数)コンソールの背景色
要素3の配列で{R,G,B}で指定する。値はそれぞれ0から1まで。
返値
コンソールウィンドハンドル。-1の場合は失敗を示す。
例
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position={0,100} size={500,100} simAuxiliaryConsoleOpen("console_name",30,2,position,size,{1,0,0},{0,0,0}) |
simAuxiliaryConsolePrint
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simAuxiliaryConsolePrint(ウィンドウハンドル,文字列) |
指定したコンソールウィンドウに文字列を表示します。
引数
ウィンドウハンドル
simAuxiliaryConsoleOpenで取得したウィンドウハンドル
文字列
表示したい文字列
nil(CではNULL)にしておくことでコンソールウィンドウ内のテキストを全て消去
返値
-1:失敗
0:コンソールが存在しない
1:成功
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